★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

北朝鮮

北朝鮮の砲撃のニュースを聞いて感じたこと

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23日、韓国西方沖のヨンピョン島に、北朝鮮が撃ち込んだ数十発の砲弾が着弾したとのことです。
そして60〜70軒の家屋が炎上。
韓国側も応戦したので、一時ヨンピョン島は紛争状態になったことになります。
今回の砲撃で、看過できない重要な事は、被害が兵士だけでなく一般市民にも及んでいることです。
このニュースを聞いて、とても隣国の事ではないと思いました。
こういった、きな臭いニュースはイラクやアフガニスタンが多いのですが、この砲撃は日本のすぐ近所である韓国で起こったことなのです。
しかも島は、多数の国際線が飛びかう仁川(インチョン)空港と、さほど離れてない場所です。

本当に北朝鮮は困った国です。
大体にして、金日成、金正日、金 正恩と肉親三代にわたる独裁体制を維持しようとすること自体がクレイジーだと思います。
気の毒なのは、北朝鮮の国民です。
まずは、将軍様に忠誠を示さないといけないといけないのが基本です。
これは、旧ソ連でスターリンが、粛正と自身への崇拝を国民に強要した、スターリン型の共産主義を模したものでしょう。
でも、スターリンが亡くなって、もう半世紀経つのに、未だにその政治スタイルを用いているのは時代錯誤も甚だしいです。
そんな北朝鮮がウラン濃縮施設を保有しているなんて恐ろしい限りです。
恐らく北朝鮮の国民は、21世紀的な文化的な生活の存在を知らないでしょう。
北朝鮮の宿敵韓国は、世界的な電機メーカーであるサムスンとLGを有し、先進的なIT産業で豊かな生活を送っているのは周知の通りです。

北朝鮮の正式な国名は『朝鮮民主主義人民共和国』なのだから、国名通り民主主義的な共和国になってもらいたいものです。

かなり困難なことですが、北朝鮮の国民に、衛星放送が観られるテレビとインターネットが自由にアクセス出来る環境が得られれば、いかに自分達が独裁者によって騙されているか気付くでしょう。
そうなれば東欧の国々のように、国民が立ち上がって、国の内側から崩壊していくことになるでしょう。

ゴア氏とブッシュ前大統領

北朝鮮の朝鮮中央通信が、3月に拘束した米国人女性記者2人を4日に裁判にかけると伝える中で、2人の釈放交渉のためにゴア元米副大統領が北朝鮮に派遣されるのではとの観測が出ていると、報じられています。

アル・ゴア氏と言えば、ドキュメンタリー映画『不都合な真実』で有名になりましたが、私は、2000年の大統領選でジョージ・ウォーカー・ブッシュと争い、敗北した記憶が強く感じられます。
それは、“史上最悪”と呼ばれた、ブッシュ前大統領が、なぜ当選し、なぜノーベル平和賞を後に受賞したゴア氏が落選したのかと考え込んでしまうからです。
もし、ゴア氏が大統領に当選していたら、アメリカだけでなく世界の命運が変わっていたのではないかと思います。

同時多発テロにイラク戦争、そしてリーマンショックがブッシュ前大統領の負の遺産です。
もし、ゴア氏が大統領になっていたら、それらの出来事が起こらなかったか、誰にも分かりません。
でも、湾岸戦争の当事者、パパ・ブッシュことジョージ・H・W・ブッシュの息子が大統領になったことで、イスラム原理主義者の神経を逆立てて、同時多発テロが起こったのはないかと、考えてしまいます。
つまり、『ブッシュが大統領になったから、同時多発テロが起こった』のではないかということです。

イスラム原理主義者の感情もあると思いますが、湾岸戦争の時にイラクがクェートの侵攻した時、アメリカ政府はその情報を事前に察知していて、それをわざと見過ごしてイラクと戦争をする口実にしていました。
そして、同時多発テロも、アメリカは事前に情報を察知していましたが、それを見過ごしてイラク戦争の口実にしました。
もっとも、同時多発テロは、アメリカ政府の予想以上の被害だったでしょうが…。
親子のブッシュのその政治手法にはうんざりさせられます。
結局は、原油の権利が欲しいだけではなかったのかと考えてしまいます。

ブッシュ前大統領の政権では、『テロ支援国家でも油が出ない所は興味なし』という印象を受けました。
現在、北朝鮮情勢に世界が翻弄させられているのは、ブッシュ前大統領の時代にきちんとした対応をしていなかったからだと思います。

ミサイルだ!!逃げろ!!

北朝鮮国営の朝鮮中央通信が4日午前10時ごろ、『わが国の人工衛星をすぐに打ち上げる』との報道文を発表しました。
そんな飛翔体報道に対し、私は、じたばたしても仕方ないので静観するつもりでした。
それでも、飛翔体の飛行ルート上である岩手県に住んでいる私は、どことなく落ち着かないです。
この週末は、関東方面に避難しようかと思いましたが、万が一、飛翔体が人工衛星ではなくミサイルだったら、真っ先に東京が攻撃目標になる危険性もあると思いました。
パトリオットミサイルが、防衛省に配備されているくらいですからね。
もちろん、岩手県でも岩手山演習場に、パトリオットミサイルが配備されています。
懸念されることは、飛翔体がパトリオットミサイルで迎撃されても、その破片がどこに飛んでいくのか分からないことです。

マンションでテレビを見ていたら、12時16分頃、特別放送に切り替わり、『さきほど、北朝鮮から飛翔体が発射された模様です』と報道されました。
そうなると、ゴクリと息を飲みます。
『北朝鮮からミサイルが発射されたら、マッハ2以上で飛んで来るので、15分ほどで日本の上空を飛ぶはず。マンションは鉄筋コンクリートの頑丈な建物だから、ここに居れば大丈夫かな…』などと考えます。
しかし数分後、『さきほどの情報は誤りです。飛翔体の発射は確認されておりません』と発表されました。
麻生総理も報道陣の前に姿を現しましたが、誤報だと分かると何も言わず執務室に戻りました。

大丈夫なのか!?

何かじっとして居られなくなりました。
頑丈な建物の中で、じっとしているというのも一つの手ですが、常に移動していれば、飛翔体の破片と遭遇する確立が減るのではないかと…。
車に乗って移動していれば大丈夫ではないかと思ってマンションを出ました。
外に出ると、上空にはヘリコプターが飛び交っていて、嫌が上でも非常事態であることが察せられます。

ピーターラビット号(ローバーMGF)出動!
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Go!
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やはり気になるのは情報です。
車内ではワンセグをつけっぱなしで走行します。
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コンビニの駐車場で一息!
もはや、ただのドライブと化しています。
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16時半頃、『今日のミサイル発射はない模様』と河村官房長官の会見がありました。
なーんだ、人騒がせな…。
よく考えてみれば、車に乗って移動していても渋滞に遭ったら実も蓋もありません。
やはり関西方面に避難するのが、一番安全だったかな?

イムジン河

北朝鮮のミサイル(ロケット?)問題は困ってしまいました。
私の住む岩手県に、ミサイルが飛んで来ても逃げようがありません。
やはりPAC3(迎撃用ミサイル)が、盛岡近郊、滝沢村の自衛隊駐屯地に配備されるようです。
滝沢村でミサイルを撃ち落としても、その破片が、盛岡市の私のマンションに突っ込むかも知れません。
ピーターラビット号を運転中に、その破片が空から降ってくるかも知れません。
じたばたしても仕方ないので静観しますが、本当に困ったものです。

そんな北朝鮮問題を考えている時、思わず口ずさんでしまうのが、ザ・フォーククルセダーズの『イムジン河』です。
映画『パッチギ!』でも流れたこの曲は、イムジン河を境に、祖国を南北に分断された朝鮮半島の人々の悲哀を歌っています。

『イムジン河水清く〜 とうとうと流る〜♪ 』と鼻歌を歌っているうちは、まだ余裕のある証拠ですかね?

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『イムジン河』を口パク演奏する、ザ・フォーククルセダーズの映像です。
向かって左で、ユニオンジャック柄のネクタイをしている方が、加藤和彦さん。
真ん中の背が低い方が、はしだのりひこさん。
ウッドベースを弾いている方が北山修さんです。
加藤和彦さんが、いかに足が長いか思い知らされる映像です。




こちらが、映画『パッチギ!』バージョンの『イムジン河』です。
この頃は、まさか沢尻エリカさんが、記者会見で『別に…』と、強烈なコメントを発するとは思いもよりませんでした。

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