★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

国立新美術館

オルセー美術館展2010「ポスト印象派」に行ってきました

六本木の国立新美術館で開催中のオルセー美術館展2010「ポスト印象派」に行ってきました。
作品はゴッホ、ゴーギャン、セザンヌなど後期印象派、スーラ、シニャックらの新印象派が中心の絵画展でした。
全体的には、多彩な画風で印象派が現代美術に変化する貴重な瞬間を捉えた作品群となっております。
モネの日傘の婦人やゴッホの黄色い部屋の風景など有名な作品が多数ありますが、個人的に感銘を受けたのは、ルソーの『蛇使いの女』です。
どうやったら、あんな神秘的な作品が描けるのか不思議でなりません。
また、ゴーギャンの作品を観て、私が忘れかけていた記憶も蘇ってきました。
それは、私が14歳の時、ゴーギャンの作品を参考に絵を描いていたことです。
ゴーギャンは、何だかんだ言って、人物の描写力は高く、単純な人物画でも強烈なメッセージ性を発しています。
074fb636.jpg

SKIN+BONES

国立新美術館の2階でSKIN+BONESという展覧会に行ってきました。
これはこの展覧会の副題に『1980年代以降の建築とファッション』と、ついてあるので展示内容が分かります。

なんでも、ファッションと建築はパソコンを使ってデザインするようになってから似通ってきたという事が展覧会のコンセントになっているようです。
会場はモネ展と違い、若い女の子が多かったです。建築の方は写真や模型を展示していましたが、圧巻なのは実際にファッションショーで着られた服を多数展示してあることです。
特に山本耀司、川久保玲(コム・デ・ギャルソン)渡辺淳弥(ジュン・ヤワタナベ・コム・デ・ギャルソン)は服というより芸術作品のようで素晴らしかったです。
私もショップまで行って買いたくなりました。

建築物の方では金沢21世紀美術館の写真、平面図と模型が展示してあり、思わず羽田から飛行機に乗って金沢に帰りたく衝動が起こりました。
切ないなぁ。
921fbf80.jpg


a2dccb06.jpg

モネ展

国立新美術館へモネ展を見に行きました。会場は、比較的年齢が高く、印象派を好む層は年配の方が多いという事に気が付きました。会場は列をなして、10分待ちで入場しました。会場はとにかく混み合い、遠くからでないと絵を見ることができませんでした。 最前列は殆んど動いていないので、どうしようもありません。私は美術館へ行った時は絵を見るピッチが早いので、こういった状況には弱いです。美術館によっては、『立ち止まらないで進んで下さい』と呼び掛ける所もありますが、私にとってはそちらの方が有難いです。それでも、有名な『日傘を差す女』は運良く前の方で見ることができました。全体的にモネのタッチは『描く』というより、絵の具を『置く』という感じです。この技法こそ、印象派の真骨頂なのです。特に水面を表現する能力に秀でています。晩年の作品は、白内障が進んだせいか、抽象画に近くなっていきますが、その作品もジャクソン・ポロックみたいで好感を持てます。b4d2ed55.jpg
3ac725fb.jpg
気まぐれギャラリー
『シャキーンとした猫』
2019年

ギャラリー用
Archives
  • ライブドアブログ