★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

大宮政郎

大宮政郎氏のアトリエを訪問しました その2

前日から引き続き、私の絵画の師匠で、現代美術作家である大宮政郎氏のアトリエを訪問記です。
大宮政郎氏は、1960年代の前衛的な芸術活動を担った『集団N39』の中心人物で、スターのようなアーティストです。
リビングを案内してもらって、
大宮氏じきじきから煎れてもらったコーヒーを戴いた後、
『お願いなんですけど、アトリエも見せて頂けませんか?出来れば写真撮影も…』
とお願いしたところ、快く快諾して頂きました。

アトリエは、自宅2階にあり、やや急な階段を登ると、正面に筆洗い用の流しがあり、右手のドアにありました。
ドアは向かい合っていて、左手のドアは作品の保存庫になっていました。
下の写真は、左手ドアを開けた作品の保管庫です。
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そして、いよいよ階段右手にあるドアが大宮政郎氏のアトリエです。
ドキドキしながら、ドアを開けてみます。
下の写真が、そのアトリエです。
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写真では分かりにくいですが、全体的にデザイン事務所っぽい雰囲気です。
イーゼルには制作中のドローイングが鎮座します。
周りには多くのドローイングが貼ってあり、現在はドローイングの連作をしていることが分かります。
ここが、あの大宮政郎氏のアトリエだと思うと感慨深いです。

大宮氏の作品では、時に綿にシルクスクリーンを摺ったりするなど、綿が多用されます。
『綿はありますか?』と聞いてみましたら、隣の作品保管庫へ行ったら、あるわあるわ綿が…。
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白い綿が大部分ですが、赤やピンクの綿もあります。
この色付きの綿は、どうやって手に入れるのでしょうか?
自分で着色するんでしょうか?
今度、聞いてみなければ…。

※大宮政郎氏からBlog掲載の許可を頂きました。

大宮政郎氏のアトリエを訪問しました その1

15日、所用があり、私の絵画の師匠で、現代美術作家である大宮政郎氏のアトリエを訪問しました。
大宮政郎氏は、1960年代の前衛的な芸術活動を担った『集団N39』の中心的な人物で、盛岡の現代美術界ではスターのようなアーティストです。
その様子はとても1度ではお伝えできないので何度か分けてお伝えします。

自宅は、盛岡市郊外の住宅地の小高い丘の上にあります。
車で向かったのですが、例の如く、カーナビは肝心な所で『目的地に到着しました』と終了してしまいす。
どこが大宮氏の自宅か分かりません。
周囲を見渡すと、門の部分で何か象徴的な大きな犬の像がお迎えしています。
ちょうど、ビクターの広告に出て来る、ニッパー君のような白黒の犬ようです。
『このセンスはひょっとしたら…』と思って表札を見ると『大宮政郎』のさかさ文字が…。
芸術家のお宅は、何か違います。
携帯電話で、ご自宅に到着した旨を電話すると、大宮氏は玄関から出て来ると、車を来客用の駐車場まで誘導しました。
自宅のガレージの他に、来客用の駐車場まであるなんて、さすがです。
そして待望のご自宅訪問です。
もう、ご自宅の玄関を入った段階で夢のようです。
そして、私はリビングに案内されました。

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上の写真は、ロシア美術に傾倒している大宮氏らしく、リビングには、数々のロシアイコンが飾られていました。

下の写真ですが、何と大宮氏はジャスパー・ジョーンズの版画も所有して、リビングに飾っているのです。
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ジャスパー・ジョーンズは、私も憧れるポップアーティスト/ネオダダのアーティストです。
何ということでしょう!
そして、私の目の前に居るのは、前衛的芸術活動グループ『集団N39』のスター、大宮政郎氏です!
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そして、リビングに鎮座するiMacです。
御歳81歳のMacユーザーです。
信じられますか?
そして、大宮氏は同じMacファンの私にMacのOS10の話をしていきます。
話は、MacのOS10.5 Leopardの話にOS10.6 Snow Leopard、OS10.7 Lionの話、そしてフォトショップにまで及びます。
なんという81歳なのでしょう。

※大宮政郎氏からBlog掲載の許可を頂きました。





アートクロス・ビーナスの現在

5日は、“アートクロス・ビーナス”で制作です。
“アートクロス・ビーナス”は現状では、まあ、貸しアトリエですね。

アートクロス・ビーナス 
場所:盛岡市住吉町12-14
主なスタッフ:大宮政郎、柴田有理、加茂谷正俊
当面の活動:毎週水曜日 14:00-16:30はスタッフ常在
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移動が多い

色々移動が多い、今日この頃です。
車や新幹線や飛行機で遠方へ移動することが好きな私の真骨頂といった所でしょうか?
かの現代美術作家、大宮政郎氏は、移動している人間の様を描いた『人動説』を唱えていましたが、私はまさに『人動』の部分に関しては実践していることになります。
私ぼ場合、移動中は、もっぱら美術書を読みあさっています。

写真は、大宮政郎氏のドローイング。
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アートクロス・ビーナス ギャラリーらしくなってきました

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13日に、用があってアートクロス・ビーナスに行ったら、大宮政郎先生が1人で作業をしていました。
あれだけ、掃除をした甲斐があったのか、かなりギャラリーっぽい雰囲気になってきました。

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これは、複製ですが、モディリアーニの彫刻です。

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私の作品もこんな風に展示しています。
あとは、展示する作品を集めるだけです。
基準は前衛芸術家、大宮政郎先生が見て、斬新な作品だけとのことです。
また、若手は歓迎するとのことです。

アートクロス・ビーナス、またまた掃除

13日は、アートクロス・ビーナスで、またスタッフが集まり、掃除です。
作品の制作ではなく、掃除です…。
むなしいけど、やらねば…。
来週の後半には、川口さんが、ここで制作を始めるようです。
写真は、もはや工事現場と化した古い診療所です。
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アートクロス・ビーナス 大掃除

10日は、大宮政郎先生、川口直子さん、柴田有理さんと、“アートクロス・ビーナス”を始動すべく、古い診療所を大掃除しました。
これは、制作とか、美術とは縁もゆかりもない、ただの地味な掃除という作業です…。
でも、目の前にある現状は、ただの古い診療所。
アトリエやギャラリーとして使用するには、掃除せねば…。
正直、疲れました。

でも、掃除した結果、何となく、雰囲気が出来たかも知れません。

“アートクロス・ビーナス”の場所は、古い診療所があった建物で、ギャラリーとしての設備に乏しく、方向性も決まっていないので、まずは貸しアトリエとしてスタートしそうです。

場所:盛岡市住吉町12-14
オープン時期:平成23年8月下旬の予定。
スタッフ:大宮政郎、川口直子、柴田有理、加茂谷正俊

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“アートクロス・ビーナス” 進行状況

“アートクロス・ビーナス”は7月13日にとりあえず大宮政郎先生、川口直子さん、柴田有理さんと私とで、1回目のミーティングが終わり、27日に大宮先生と契約上の取り交わしをして本決まりとなりました。
30日に7月13日と同じ面子で、2回目のミーティングを行いました。
2回目のミーティングでは、そのコンセプトについて話合われました。
その結果、“アートクロス・ビーナス” は、貸しアトリエ及び貸しギャラリーをコンセプトとすることになりました。
お金を払えば制作場所を借りれます。
金額は未定ですが、月額千円の方向で話が進んでいます。
もちろん、ふらっと、遊びに来るのはタダですよ。

“アートクロス・ビーナス”の場所は、以前、診療所があった古い建物で、ギャラリーとしての設備に乏しいので、まずは貸しアトリエとしてスタート致します。

場所:盛岡市住吉町12-14 (旧診療所)
オープン時期:平成23年8月下旬。
スタッフ:大宮政郎、川口直子、柴田有理、加茂谷正俊

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“art cross VENUS” 始動!

この度、8月初旬に、私が尊敬する現代美術作家、大宮政郎先生と、
“art cross VENUS”を始動させます。
これは、大宮政郎先生を講師とした、アート・レクチャーに始まり、制作場所としてのアトリエとして始動します。
また、将来的にはギャラリーにまで発展させていく予定です。
美術に関心や興味がある方や、作家さん達が集う憩い場としてはもちろん、初心者の方も歓迎致します。
まだ具体的なことは何も決まっていないので、決まり次第、報告致します。
名前は『天才神の森の下 art cross VENUS』と言います。
ネーミングは大宮先生に、お願いのしたのですが、その由来も確認を取れていないので、また聞いてみます。

場所:盛岡市住吉町12番14号
   天才神の森の下 art cross VENUS
オープン:平成23年8月初旬。
     午後12時〜午後5時の予定。
     曜日未定。

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天才との出会い

ブログネタ
『才能』って何だと思いますか? に参加中!
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美術をやっていると、才能ある人と遭遇することが多々あります。
一番驚いたのは、生来からデッサン力が備わっていて、
『なぜ普通の人がデッサンを描けないのか、解らない』という方に出会ったことです。

また、様々な展示を見て、作家の方とお話すると、良い作品を制作する人ほど、頭の回転が良くて聡明な方が多いように感じられます。
美術は、言わば『自分の頭の中味を人前に晒す』行為なので、やはりある程度頭が良くないといけないと思います。

時には、天才と出会うこともあります。
昨年、多摩美術大学美術館で企画展が開催された大宮政郎氏も、天才だと思います。
まず、単純に与太話していても発想が常人と違います。
『川底に美術館を作れば良い』
そんな発想誰がするでしょうか?
若輩者の私の作品を見て頂くと、すぐに欠点を見抜きます。

写真は大宮政郎氏の約50年前のドローイングです。
気まぐれギャラリー
『シャキーンとした猫』
2019年

ギャラリー用
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