★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

女の子

ネオンカラーと新型クラウン

10日は、いつになく上機嫌で、市内をドライブしました。
ロックをガンガンかけながらです。

アマゾンばかり利用しているので、途中で久し振りにCDショップに寄ったら、「おすすめCD」の棚は、ほとんど既に私が持っているものか、もしくは知っているものばかりでした。
なので、何も購入せずに立ち去りました。
私がマニア過ぎるのかな?

街中を歩いていたら、大分ネオンカラーの服を着た女の子を見かけるようになりました。
ネオンカラーの服は、急速に普及して模様です。
女の子のファッションは、流行がめまぐるしく変わり、その度に買い替えないといけないので、本当に大変だと思います。

車で信号待ちしていると、新型のクラウンやレクサスを見かける頻度が増えたような気がしました。
どんな人が乗っているのかと思って見ると、ほぼ全ての確立で、グレーな髪の色をした貫禄がある年代の方々です。
まぁ、昔からクラウンは、そういった年代の方が乗る車なので、自然と言えば自然ですが…。
でも、新型を見かける頻度が増えたのは、それだけ景気が良くなっているということなのでしょうか?

kesiki

ブログの記事を推敲していたら…

実は、昨日の25日の分のブログの記事は、政治や社会問題に鋭く考察するつもりでした。
しかし文章を推敲し、編集していたら、段々女の子のネオンカラーの服の話題について熱く語った文章になってしまいました。
http://blog.livedoor.jp/kamoya/archives/51384289.html
書いているうちに『あれれれ…』という感覚に陥ってしまいました。
結局、ファッションが私の一番の関心事なのだと、自分で納得してしまいました。

横断歩道

女の子の表情

最近、何かと多忙で制作から、少しだけ離れてしまいました。
でも、その時間が自分の作品を客観的に振り返ることが出来ました。
改めて、私が描く女の子が、どこか不幸な表情をしていることが気にかかりました。
ある程度、故意でそのような作風にしている所があるのですが、今観ると、良い作風でないように感じたのです。
現代、リアルな世界で不幸な女の子が増えているのに、意図的に不幸な表情の女の子を描く必要があるのでしょうか?
今はその作風の方向性を検討している最中です。

不幸そうな表情の女の子。
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一方の、明るい表情の女の子
星のプリンセス













昨今の先の見えない暗い世の中、明るい表情の、女の子の作風の方が良いと思ってきたのです。

ブサイクリサイクル

約40日間でピーク時よりも体重が2.5キロ減って少しご機嫌です。
体重が減った理由は前にも書いた通り、朝食に比重の重きを置いて食事するようになったためで、妙なダイエットに励んでいる訳ではないです。
朝食しっかり→昼食普通の量→夕食軽く…という具合ですね。
この食事法は生理学的に合理的で、日中お腹も減らないので、オススメです。
朝起きると、空腹感がありますが、朝食を摂れば問題ないです。
その効果について疑問がある方は下記文献の Abstractを読みましょう。

American Journal of Clinical Nutrition, Vol 55, 645-651, “The role of breakfast in the treatment of obesity: a randomized clinical trial”
http://www.ajcn.org/cgi/content/abstract/55/3/645

近頃、あまりに女の子の顔ばかり描くので、テレビを見ていると、美容整形をしているかどうか分かるようになってきました。
特に鼻は、あまり高くすると、日本人の頭蓋骨の骨格では不釣り合いになる場合があります。

私は美容整形否定派ではありません。
芸能人などは見た目を良くするのが、仕事のようなものだからです。
そんな芸能人でも、一度顔が売れてからは、美容整形をしない方が良いのではないかと思います。
テレビで昔の映像を映した直後に、現在の顔をアップした場合、鼻の高さが違うとガックリします。

芸能人は良いとしても、某民放キー局の女子アナで、それらしき方を発見しました。
女子アナ場合、大学の同級生とか気付かないのでしょうかね?
恐らく、就活前に鼻を高くしたのでしょうが…。
ソツのない方の場合は、大学入学直前に鼻を高くしている可能性もあります。
大学に入学する時点で初対面の人が多いし、就職する頃には高校時代の面影がなくても誰も気にしませんからね。

私は日本の女の子の低い鼻も、カワイらしくて好きなんですけどね。
実は日本人女性は、横顔が一番、綺麗だと思っています。
だから、鼻が人為的に高くなっていると、もったいないと思ってしまいます。

私が描く女の子は、イマドキな娘が多いのですが、鼻を強調しないため、日本人っぽく見える所に注目して下さい。
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作品から飛び出した女の子

写真はZipper4月号からのものですが、まるで私の作品から飛び出した女の子のような写真です。
このショッキング・ピンクのウィッグをつけているのは、実は木村カエラさんです。
本当に、木村カエラさんはモデルとしても、歌手としても超一級の存在だと思います。
トーク番組は苦手なようですけどね。
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私のひそかな特技

私は人の顔、特に女の子の顔ばかり描くようになって、妙な特技を身に付けました。
それは、人の顔を良く覚えるはようになったことと、美容整形したことに気付くことが多くなったことです。

私は人の名前を覚えるのは苦手なのですが、人の顔の特徴は、ほとんど忘れないです。
それは、何度も人物を描くようになってからいつの間にか身に付いたことです。
だから、新幹線や飛行機に、密かに芸能人や政治家など、有名人が乗ってきても、私は気付いてしまいます。

また、美容整形したと気付くのは、鼻を高くした人は気付いてしまいます。
私、ほとんど日本人の女の子を描いているのですから、日本人の顔の形は、制作で身体に染み付いています。
テレビや雑誌で芸能人を見ていると、『おや?日本人にしては鼻が高いな』と思ってしまいます。
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作風の変化とその時代性

二度目の個展を終えて、制作活動の転機が訪れたように感じます。
まるで女の子が描いたような、『女の子シリーズ』は、もう7年もやっています。
3年前から、より絵画的な『お人形さんシリーズ』も始めて、平行してやっています。
大宮政郎先生から、『お人形さんシリーズ』を中心に制作するようにアドバイスを頂いているのですが、『女の子シリーズ』も、なかなか捨てがたいです。
そんななかで、『お人形さんシリーズ』の“ブライスちゃん★おやすみ”が、芸術祭で奨励賞を受賞し、象徴的な出来事になりました。


そんな『女の子シリーズ』は、まさにジェンダーを超越した作風です。
描いている私は、その性的倒錯感が快感なのかもしれません。

その『女の子シリーズ』の初期の作品と近作を比較してみましょう。
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『女の子シリーズ』を制作するきっかけになった作品“マーメイド”です。
その下絵を最初に手がけた時は、2001年4月までさかのぼります。
まだ同時多発テロも起こってない時代です。
当時は日本画をやっていたので、最初は『遊び』や『実験』のつもりで描いていて、きちんと完成させませんでした。
そして、2003年まで放っておいたあげく、この作風をシリーズ化することを思い付いて、完成させました。

なぜ『女の子シリーズ』を連作しようかと思ったのは、当時アメリカのブッシュ政権下で『テロとの戦争』が声高に叫ばれる時代で、そんな殺伐でマッチョな空気の中で、どこかボヘミアンな平和の象徴としての女性像を描きたくなったからです。

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初期の『女の子シリーズ』の代表作、“おでかけ”です。
やはり2003年の作品です。
イラク戦争のまっただ中の時代、平和な国で、お買い物に出かける女の子を描いています。

初期の『女の子シリーズ』の作品は、色彩が比較的、穏やかなのが特徴です。
また、構図もシンプルなものが多いです。

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上の2枚から6年経った、今年の春に完成した“Memories”です。
色彩が強烈になり、構図も複雑になってきました。

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同じく、今年の夏に完成した、“Dancing Girl”です。
やはり色彩が強烈で、構図も複雑です。

なぜ、色彩が強烈になったのかと言うと、『派手に描く技術』が上達したためです。
構図の複雑化は、単純な構図に飽き足らなくなって、きたためです。
その変化は、『女の子シリーズ』が、2006年頃から実験性や平和というコンセプトから、『絵で描く詩』にシフトしました。
作風そのものより、作品のストーリー性や情感を重視したいと考えたためです。
時代の空気もマッチョからナチュラリズムに急速に変化していきました。

今後、『女の子シリーズ』を続けるかどうかは未定です。
私の気まぐれですから…。
また、どんな風に作風が変化するのか、私自身も分かりません。
その時代の空気で変化することもありますからね。

答えます

個展と芸術祭で評判を呼んで、近頃街では、私がアーティストとして知られるようになってしまいました。
絵画の制作が、今更後に引けない大事業になりつつある予感を感じます。
それはそれで、プレッシャーを感じることです。
実はもう次の作品の制作を始めています。
その状況はまた逐一報告しますのでお楽しみにして下さいね。

今日は私の作品に良く投げかけられる質問にお答えします。

ー 画材は何を使っているのですか?
『アクリル絵具が主ですが、油絵具や岩絵具も使います』
ー どうやって描いているのですか?
『通常の絵画の技法と同じです』
ー 画風がマンガっぽくないですか?
『実は、マンガやアニメの類いは、苦手なんですよ。最近の美少女風のマンガ見ると寒気が走ります』
ー この画風は絵画ではなく、イラストやグラフィックデザインではないですか?
『近頃のイラストやグラフィックデザインは、コンピューターグラフィックで描かれているものが多く、私のように油絵具や岩絵具まで駆使して古典的な制作している状況は、商業美術ではなくファインアートだと思います』
ー 何で風景画を描かないのですか?
『人物を描きたいからです』
ー 人物画を部屋で飾ったら落ち着かなくないですか?
『私は部屋の飾りを描いたのではなく、ギャラリーや美術館で、誰の作品よりも目立つ作品を描いているのです』
ー 何で女の子ばかり描くのですか?
『そんなに汚いおっさんの絵が観たいですか?』
ー 色が派手と言うか、クレイジーじゃないですか?
『地味な色じゃ、ギャラリーや美術館で目立てないでしょ』
ー 作品を観て、作者が女の子ではないかと誤解されていますが?
『本望です。それが私の作品のオチですから』

写真は“Dancing Girl”です。
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“Dancing Girl”の構想スケッチです。
構想スケッチは、いつも鉛筆だけで、一つの作品として通用するほど完璧に仕上げています。
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アート系女の子

最近、好きなモデルさんは、チェルシー舞花さんです。
ファッション雑誌を読みまくる私にとって、モデルさんはテレビのタレントのような存在です。
チェルシー舞花さんは、自身も写真をやっているアート系の女の子です。
近頃、私は彼女のようなアート系の女の子にめっぽう弱いですね。
それは近頃、私が身も心もアートに捧げているからかも知れません。

これがチェルシー舞花さんのBlogです。
http://chelsea.jugem.ne.jp/
f08931b8f5b8ebfc

似合ってますね

今度は9月6日の盛岡タイムスに個展の記事が掲載されました。               
新聞に載ったおかげか、コアなアートファン以外の方々もギャラリーに足を運んで下さっています。
ありがたいことです。 
やはり、作者が若い女性と間違われることが多いんですけどね。       

その、盛岡タイムスで掲載された作品が、今回の個展で一番新しい作品、
“Dancing Girl”です。
何しろ、8月初旬に制作を開始して、何とかこの個展に間に合わせたくらいですからね。

どこかのクラブで、まばゆいライトの中、女の子が右手を上げて踊っています。
絵画なのに、観ているだけで大音響の音楽が聴こえてきます。  

ギャラリーのコンクリートブロックが、良く似合ってますよね! 
この作品の周辺だけが、まるでクラブの光景のようです。
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気まぐれギャラリー
『シャキーンとした猫』
2019年

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