★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

山下清

絵描きはなぜ旅をするのか

絵描きはなぜ旅する人が多いのか、大いに興味がある話題です。
山下清が有名な事例ですね。
元来スペイン人であるダリも、お金に物を言わせてパリやニューヨークの高級ホテルを泊まり歩いています。
一時はアメリカに住んでいたこともあります。
ゴッホは南仏に魅せられ、ゴーギャンはタヒチに魅せられます。
私も、どこに住んでいようが、毎月(時には毎週)遠方へ移動します。
お金のない学生時代も車を運転したり、夜行列車に乗ったりしてまでして旅していました。
旅そのものには、そんなにお金はかかりません。
究極的には徒歩と野宿すれば良いのですから。
絵描きの頭の中には、いつも『図面』があります。
目で見た立体物を遠近法で分析してしまう習性があります。
究極の立体物は地球です。
その立体物を捉えるのは移動しかありません。
それが、絵描きが無意識の中で旅する理由でしょう。
もう一つ、意識化で旅する理由があります。
絵描きは、『絵空事』を描かなければならないため、非日常を探し求めます。
このパターンはゴーギャンやゴッホに当てはまると思います。
私は、いつも遠方に旅してばかりいて、周囲の人に不思議がられますが、上記2つの理由で旅をしています。

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うさロック・制作記・8

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大阪から帰ってまいりました。
まずは、放浪の画家の横顔です。
山下 清じゃないですよ。



359dc9a5.jpg女の子の髪の毛やブラの着色が雑な部分を、ていねいに塗り込んでいきます。
もう写真では分からない細かな作業です。


6bd75802.jpg女の子の目元と口元を、細心の注意を払い、描いていきます。
睫毛を濃いめに描いて、マスカラを入れたようにしました。


fff46726.jpg女の子の表情が良くなると、画面がパッと明るくなります。
気まぐれギャラリー
『シャキーンとした猫』
2019年

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