岩手県立美術館
3月22
2月24
7月14
ピカソ展へ行ってきました。ホント大天才な方でした。筆のタッチ一つにしても常人とエネルギーが違います。私は以前は、ピカソのキュビズムの頃の絵が好きでしたが、最近は晩年の無邪気な落書きのような絵画が好きです。晩年のピカソの絵は『能ある鷹は爪を隠す』という言葉通りです。晩年まで高度なデッサン力を維持していたピカソは、デッサン力を発揮するような絵は敢えて発表せず、無邪気で、エロチックな絵を発表続けました。それは、一種の知的挑発行為に考えられます。やはり、それはスペイン人という今回、観て感じた事は、ピカソの絵は皆、具象画なのです。キュビズムなどは、究極のリアリズムです。物体の形態をあらゆる角度から見て、再構成しているので、3次元的な表現方法です。ピカソにとっては、晩年の無邪気な絵は彼の心象的にはリアリズムなのです。ピカソ展は、今月16日まで岩手県立美術館で開催されますので、興味持たれた方は急いで観に行って下さい。もうすぐ終わりますよ。
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