★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

岩絵の具

お世話になりました

この竹細工のようなものは、日本画用の筆です。     
次の作品は、日本画ではなく、アクリル絵の具の予定です。
日本画用の筆とは、しばしお別れです。
筆をよく洗って乾燥させます。
この筆の中には、10年もの間の長い付き合いの筆もあります。
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変わり種は、この三連筆です。
筆が3本くっついています。      
画面に柔らかな膨らみを与えます。

アクシデントと対処法

今日は作品を完成させて、その日のうちに展示作業です。
展示作業の3時間前に画面に直径1cm程の、絵の具の剥落が起こって、慌てて修復作業です。
これは、ちょっと焦りましたね。   
アクシデントは、起こらないようにする事も大切ですが、起こってからの対処が物を言います。
気持ちを落ち着かせてから、冷静に問題を解決していきます。
作品をイーゼルから外し、平たく寝かせます。
そして、溶剤で溶いた岩絵の具を水溜まり状に剥落部分に置いておきます。
そして、ドライヤーで乾燥させます。(ドライヤーで乾燥させると、ひび割れの原因になるので、御法度ですが、非常時なのでやりました)
すると、何事もなかったかのように、元に戻りました。
こういったアクシデントは、普段から画材の特性を把握してないと一巻の終わりです。
いざという時には、やはり知識が物を言います。
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もはや

制作中の作品は、もはや写真では進行具合が分からなくなってきています。  
とりあえず、先週の写真と今週の写真を並べますので比較してみて下さい。

cd20e4a8.jpgこれが先週の段階です。
d76c3376.jpgこれが今週の段階ですね。違いが分かりますか?
注) この作品は、洋画ではありません。岩絵の具を用いた純然たる日本画です。
気まぐれギャラリー
『シャキーンとした猫』
2019年

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