★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

日本人

日本人の描く絵が…

日本人が描く絵が、どんどん漫画っぽくなっていると思います。
私の作風も、そんな世相に引っ張られて、漫画っぽくなっています。
私の場合は意識的ではなく、無意識のうちにそうなっています。
私は漫画やアニメの類いが苦手なのですが、柔軟に考えると、それが世の中の流れだから仕方ないと思っています。
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偽りの不況

あれだけ不況、不況と報じられているのに東京駅は、物凄い人です。
特に、新幹線の改札口が物凄い混み合っていました。
という事は、これだけの人が特急券を買ったことになります。
しかも、皆出張ではなくてレジャーで東京に来ているようです。
少なくとも、私の目で見る限り、東京駅のJR東海とJR東日本は繁盛しています。

マスコミは100年に一度の不況と言っていますが、やはり日本人はお金を持っているようですね。

日本人は、たとえお金を持っていても、『全然ないですよ』と言うのを美徳としているので、マスコミの報道も、その延長線上で語られているように思えるのです。
なぜなら、『○○は、庶民の敵』と報じるマスコミも、高給取りで庶民でないからです。
確かに、都内でも空き店舗が増えて不況な感じがしますが、使われる所ではお金は使われているようです。

ちょっとひねくれた見かたで見ると、マスコミが不況風を煽って、日本人の所得を消費から貯蓄に回し、銀行は、その貯蓄を元手にアメリカ国債を買うという図式も考えられなくもないです。

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Japanese people......

YouTubeを見ていたら、“Japanese people look like anime”というコメントを発見しました。
目から鱗です。
へぇーっ、欧米の人が日本人を見ると、そう見えるんだなぁと思いました。
言われてみれば、麻生総理なんかも、ドタバタしたアニメの登場人物に見えなくもありません。
渋谷や原宿を歩いている女の子のファッションも、アニメの登場人物が3次元化したように見えます。

円高にも関わらず、欧米から大勢の方々が来日し、カプセルホテルや漫画喫茶に行きたがっているそうです。
そして、男性はフィギュアを買い漁り、女性はゴスロリ系の服屋さんに行くそうです。
日本人から見ると、カプセルホテルや漫画喫茶の何がそんなに良いのか、さっぱり分かりませんが…。
外国から見ると、日本人がみんなオタクなのではないかと誤解を受けているような気がします。

私の絵が、『漫画みたいだ』と批判を受けることがありますが、実は私はコミックもアニメも全く見ません。それは、絵を見るのと、ストーリーを追うのを、分けたいからです。
だから、私は画集と小説は持ってますが、コミックは 一冊も持ってません。
もちろん、アニメのDVDも持っていません。
漫画とアニメを好んで見たのは、10歳までで、それ以後は小説を好んで読みました。

そんな私の作品が漫画っぽく見えるのは、かなり内面的な問題です。
私の画風が、極めて日本人っぽい事に気付いたのは、20歳の時です。
そこに気付いた時は、自分の傷口から流れ出た血液を見たような気がして、気持ち悪くなって、一週間は立ち直れなかったです。
でも、日本人の女の子は、白人に比べて、彫りが浅くて童顔な顔立ちなため、それを綺麗に描くには、線で描写し、平面的な着色で表現する方法が一番だと思います。
昔の日本画や浮世絵でも、そういった手法を取っています。
そのルックスにしろ、描画手法にしろ、紛れもなく日本人の遺伝子に刻まれた血です。
だから、私の作品は日本より海外で受けるかも知れないと、時々言われます。

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そんなことを考えていたら、自分の姿までアニメの登場人物に見えてきます。

日本人って…

私は手先が不器用です。
それは、謙遜しているのではなくて、本当に手先が不器用なのです。
負け惜しみのように聞こえますが、手先の器用な日本人の中に居るので、私が際立って不器用に見えるのではないかと思ったりしています。
日本人って、絶対に手先が器用だと思います。

絵画作品なども、日本人の作品は本当に繊細な線を引いていたりしますが、その直後に海外の作家の作品を観ると、本当に大雑把に見えたりします。
電化製品や自動車などの工業製品も、日本製は故障知らずです。
毎日書かなければならない字も、中国語よりも複雑な漢字を書かなければなりません。  
食事というリラックスする時間も気が抜けません。
和食は箸という二本の細い棒で、全部済ませてしまいます。
汁物でも、スプーンやレンゲは使わないのがマナーです。

良きにつけ、悪しきにつけ、小手先の器用さを売り物にするのが日本人です。
そんな日本人の集団の中に居て、手先な不器用な私は、不器用さを売りにしていこうかと考えています。
背の低い白人や、音楽が苦手な黒人みたいなものですね。

外来魚の法則

日本は島国なので、動物の生態系も大陸とは違い、独特です。ところが、最近は日本の生態系に存在し得なかっった外来魚が増えて、日本の魚が減っているそうです。これが、魚なら良いのですが、人間の世界でも同様の現象が起こりそうです。世界経済がグローバル化する事により、日本の経済が食われる現象などが、その一例です。ここでは、それを外来魚の法則と呼びましょう。大陸の生き物は、総じて逞しい傾向があります。それは、犬や猫、昆虫に至るまで、日本で進化した生き物は、大陸産と比べると、ひとまわり小さく、ひ弱です。動物の世界ですら、そんな感じなので、人間の世界ならなおさらです。人間でも、日本人の体が小さい事でもその現象が、頷けられます。その体の小ささのためか、日本人は、欧州やアメリカにコンプレックスを持っています。そのコンプレックスのために、内に込もって鎖国したり、過剰に敵意を剥き出して太平洋戦争を引き起こしました。やがて、日本人は欧州とアメリカにを、いっしょくたにして“欧米”という言葉を作り、事あるごとに、そのコンプレックスを表現する時に、『欧米は…』という表現をするようになりました。→続く続きを読む

イージス艦衝突事故

昨日の朝起きたら、ニュースでイージス艦衝突事故を報じていました。漁船が真っ二つに裂けて、漁師の親子二人が行方不明だといいます。更に、この事実が石破防衛大臣に伝えられるまでに1時間半もかかったといいます。この事故は、二人の行方不明者を出すというだけではない、自衛隊の欠陥を抱えています。その欠陥は、石破防衛大臣への報告が遅れた事です。それは、組織的な体制に不備があったという事に他なりません。もし日本が、他国に攻撃を受けたり、テロ攻撃を受けても、防衛大臣に連絡が遅れたでは済まされないのです。幸い、自衛隊が組織されてから、軍事的攻撃を受けていないのですが、これでは、攻撃されたら、あっという間にやられてしまいそうです。防衛大臣に連絡するとは、ただ単に大臣の携帯電話を鳴らすだけの事です。艦上から電話すれば、あっという間ですね。ピラミッド型の組織で、上官への伝言を繰り返すから、時間がかかるのでしょう。日本の自衛隊は、兵器は高い水準の物を揃えているのに、組織力がないばかりに、宝の持ち腐れなる可能性があります。そこで、思い浮かぶのが日本の箱物行政です。→続く続きを読む
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