大宮政郎先生が最近、’60年代アメリカの美術雑誌を偶然、自宅から然発見したので、お借りしてきました。
アートも音楽も’60年代が一番面白いような気がします。
なぜなんでしょうかね?
とにかく、美術史的には一級品な資料だと思います。
本日紹介するのは、“ARTFORUM”の1967年5月号です。
“ARTFORUM”の表紙には$1.5と書いてあったので、最近のレートにしたら、¥135でしょうか?
大宮先生が購入した時は、$1が¥360だったので、¥540で買ったことになります。
でも、現在は当時より円高になったとしても、当時の物価で¥540は高かったに違いありません。
(当時の日本では、かけそば1杯¥40〜80が相場だったそうです)
ちなみに、現在のアメリカの美術雑誌“Art in America”は$5.00(最近のレートでは約¥450)、日本の美術雑誌『美術手帳』は¥1600です。
『美術手帳』高いな…。
まあ、『美術手帳』は、ページ数が多いから仕方ないかな…。
この値段を見ると、’60年代に比して、日米共に物価が上昇し、インフレが進行していることが分かります。
“ARTFORUM”の1967年5月号に掲載されていた、一番素晴らしい作品は、ロイ・リキテンシュタインの“Modern Painting with Bolt, oil Manga”('66)です。
目が醒めるようなカラフルな原色ですが、これが油絵だからびっくりです。
画面を拡大して見ると印刷物のように、丸いドットで画面が構成されていることが分かります。
(ぜひ写真を拡大して見て下さい)
何よりも、’60年代当時のアメリカで、漫画が“Manga”と英語になっていたことが驚きです。
極端な言い方ですが、ロイ・リキテンシュタインは、21世紀の現代から見ると、村上隆の走りのようにも見えます。
アートも音楽も’60年代が一番面白いような気がします。
なぜなんでしょうかね?
とにかく、美術史的には一級品な資料だと思います。
本日紹介するのは、“ARTFORUM”の1967年5月号です。
“ARTFORUM”の表紙には$1.5と書いてあったので、最近のレートにしたら、¥135でしょうか?
大宮先生が購入した時は、$1が¥360だったので、¥540で買ったことになります。
でも、現在は当時より円高になったとしても、当時の物価で¥540は高かったに違いありません。
(当時の日本では、かけそば1杯¥40〜80が相場だったそうです)
ちなみに、現在のアメリカの美術雑誌“Art in America”は$5.00(最近のレートでは約¥450)、日本の美術雑誌『美術手帳』は¥1600です。
『美術手帳』高いな…。
まあ、『美術手帳』は、ページ数が多いから仕方ないかな…。
この値段を見ると、’60年代に比して、日米共に物価が上昇し、インフレが進行していることが分かります。
“ARTFORUM”の1967年5月号に掲載されていた、一番素晴らしい作品は、ロイ・リキテンシュタインの“Modern Painting with Bolt, oil Manga”('66)です。
目が醒めるようなカラフルな原色ですが、これが油絵だからびっくりです。
画面を拡大して見ると印刷物のように、丸いドットで画面が構成されていることが分かります。
(ぜひ写真を拡大して見て下さい)
何よりも、’60年代当時のアメリカで、漫画が“Manga”と英語になっていたことが驚きです。
極端な言い方ですが、ロイ・リキテンシュタインは、21世紀の現代から見ると、村上隆の走りのようにも見えます。