ピカソ愛と芸術の版画展



















渋谷のPARCOミュージアムで開催されている、『ピカソ愛と芸術の版画展』に行って来ました。
渋谷のPARCOミュージアムというと、比較的ライトなアーティストの展示が多い印象ですが、版画とは言え、まさかピカソのような歴史的巨匠の作品を展示するとは思いませんでした。

入場料を払って入ると中は、意外に空いていたので、思う存分展示を楽しめました。
ピカソのあらゆる時代のエッチング、リトグラフ、ドライポイントが展示されていましたが、ピカソの作風の変遷に沿わずに、アトランダムに展示されていたので、具象からキュビズム、抽象など、本当に多彩な作風を持ったアーティストであったことが、今更ながら痛感しました。
そして、『愛と芸術』と銘打っているだけあって、エロチックな作品や妻の肖像が印象に残りました。

そして、全体を通して感じたことは、ピカソは結局、『ファインアートの詩人』なのだということです。
様々な作風は、あくまで一種の手段であって、鑑賞者に何を訴えかけるかによって、それを正確に伝えるには、様々な手段を講じて詩をを紡ぐんでいるのではないかと感じられるのです。

『ピカソ愛と芸術の版画展』は、で2013年8月19 日まで渋谷パルコ パート1・3Fで開催されています。