28日、ジェフ・ベックの盛岡公演のライブに行って来ました。
ジェフ・ベックのライブは、これで2回目です。
ジェフ・ベックのライブは、ベックのギターが中心で歌は入らない印象がありますが、最新アルバム、“Loud Hailer”がボーカル中心であったためか、歌ものが多いライブでした。
バンドのメンバーは、“Loud Hailer”で参加した、女性ギタリストのCarmen Vandenbergと、女性ボーカリストのRosie Bonesが加わりました。
そして、Jimmy Hallもボーカルとハープで加わってます。
因みに“Loud Hailer”は、昨年リリースされたアルバムの中でも、私、お気に入りの一枚となっています。
ライブは何と、ジャケットのようなPAに接続したハンドマイクで、Rosieが歌って来たのです。
しかも、Rosieは客席の脇から登場してビックリです。
私の数メートル先にRosieが居たので、そのオーラが伝わりました。
Rosieさんの歌声は、CDではハスキーな印象でしたが、ライブではCDよりも澄んだ歌声で、コケティッシュな魅力を振りまいていました。
歌声を聴いて、レコーディングのために声をわざと枯らして臨んだのではないかと憶測してしまいました。
ギタリストのCarmenさんはずっとライブで、ギターを弾きっぱなしでしたが、この若い女性が2人が居るだけでステージが、ぱっと華やかに見えてしまうので不思議です。
入れ替わりに、元Wet WillieのJimmy Hallが歌うと、今度はステージが野郎な空気に変わってしまうので、これも不思議な現象です。
Jimmyさんは、ロッド・スチュアートばりのハスキー・ボイスで、"Mornig Dew"を歌っていまして、大盛り上がりです。
もちろん、ジェフ・ベックのライブの定番曲も演奏しており、“Beck’s Bolero”は、素直に感動致しました。
ベックのギターは、ベロアの生地のようなエレガントな輝きを放っていました。
今回の公演で本当に、ジェフ・ベックはマンネリに陥らずに、常に新しい要素を取り込んでいるロック・ギタリストであると痛感致しました、
上の写真は、開演前のステージの様子です。
写真の通り、一階の比較的に前の席だったので、音は爆音でしたよ。
それにしましても、ジェフ・ベックのようなグラミー賞を受賞しているロック・レジェンドの日本公演が、盛岡公演であった事が謎です。
そう言えば、4年前に来日した時は仙台ではなく、盛岡の公演でした。
今回は、仙台は入っていますが…。
盛岡が気に入っているのでしょうか?
今回またジェフ・ベックの公演を聴くことが出来た私は、幸せです。