先日、日本中で成人式が行われましたが、その報道の中で、『成人式のために地元に戻ってきた』という報道が多々ありました。
それは、毎年行われる日常茶飯事な出来事なので、気にしませんでしたが、ふとある矛盾点に気付きました。
成人式は、その住民票がある地域単位で行われます。
地元に残っている人は良いのですが、進学や就職で地元を離れている人は、住民票を移してないことになります。
まあ、未成年者の住民票を移すことも、問題がありますし、成人式を全然知らない人達の中でやるのもかわいそうかと思います。
成人になると、飲酒や喫煙が解禁になります。
それと同時に選挙権も得られます。
だから、新成人で故郷に帰った方々は、成人式が終わったら、住民票を、今住んでる地域に移して欲しいと思います。
きっと、新成人の方々は、成人式で故郷に帰っても、選挙のために帰ることはないでしょうから…。
私は近頃、住民票が有名無実と化していることを感じます。
それは、私が長年にわたり中核市に住んでいて、休日などの人出やマンションの戸数を見たりしていると、実際の自治体の公称の人口のより多いと感じるからです。
確かに学生は住民票を移してないですし、転勤が多い職業の方も住民票を移してないことが多々あります。
私は転居して、その土地に3ヶ月以上住むならば、住民票を届け出ることを徹底して義務化すれば良いかと思います。
そうなると、日本の都道府県、市町村別の人口の実体が明らかになると思います。
多分、政令指定都市や中核市の人口が増え、東京に至っては、とんでもない人口になることでしょう。
過疎化している自治体は、ますます過疎化するでしょう。
でも、それが実態なのだからしょうがないです。
住民票の届け出を徹底すると、住民も行政サービスも受けやすくなるというメリットがあります。
また、選挙に行きやすくなり、学生も転勤族も、派遣で遠方に住んでいた人々の票も以前よりは、反映されるようになると思います。
若者の政治離れを食い止めるには、まず学生や派遣社員、転勤族の住民票を移すことからスタートし、現在の居住地で投票するシステムに変えなければなりません。
さしあたり、今国会で予算案が通過し、定額給付金が支給されることになった場合、住民票を移動してないと、実家に支給されてしまい、手元に届きませんよ。

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もっともらしいことを主張しても、こんな見てくれでは説得力に欠けますね。
そういったオチです…。