今年も、この季節が到来しました。
毎年、ハズしたり当てたりする、その年にリリースされた、ベストのアルバムをチョイスするという企画です。
今年の全体的な感想と致しましては、徐々にロック回帰が進んでいるという印象でした。
中でもベテランから中堅までの、様々なロック・アーティストがアルバムを相次いでリリースしたことです。
なので、ロック好きな私としましては、多いに迷いました。
悩んだ挙句、チョイスしたアルバムが、Arctic Monkeysの"The Car"でした。
アルバムの全体のサウンドは、ボーカルのアレックスのサイド・プロジェクトのラスト・シャドウ・パペッツのようです。
しかし、違うのはマット・ヘルダーズのドラムが聴こえて来る所で、Arctic Monkeysであると分かります。
個人的には、マット・ヘルダーズのドラムが大好きです。
ボーカルのアレックスも、初期のボーカル・スタイルとは変わり、'70年代後半頃のデヴィッド・ボウイをイメージするスタイルとなっています。
そして、全体的に覆い尽くす、ストリングスの効果で、非常にアートなイメージのアルバムとなっています。
デジタルなサウンド一辺倒の現代のミュージック・シーンで、一石を投じるアナログなサウンドに気概を感じさせます。
さて、私のこの予想は当たるでしょうか?
年明けの評論家ジャッジで、その結果は分かると思います。