渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムの企画展、『みんなのミュシャ』を観に行きました。
この展示は、ミュシャの作品を最初の7割ほど展示し、残りの3割は、ミュシャに触発されたグラフィック・デザインや日本のマンガで構成されているという趣向です。
過去に何度かミュシャの展示を観ている私。
今回は、ちょっと趣向が違うようです。
来場者を増やすだめに、様々な趣向が凝らしているように感じました。
まずは、コアな美術マニアだけですと、来場者は限られますので、マンガの展示をすることです。
そして、近年の展示には必須のSNS対策が取られていまして、作品の可能なエリアを設けています。
最近はInstagramで、美術館へ行ったことを投稿する方が、多いですからね。
これらの趣向を凝らした展示のためか、館内は物凄い人で、ごった返していました。
まさに渋谷のスクランブルで、展示を観ているか如くです。
音声案内が災いしたのか、音声レシーバーを付けた大量の集団が、入り口付近の解説で立ち止まっていました。
また、入り口から少し入った部分の作品の展示で、音声レシーバーがあるなしに拘らず、大量の人が止まっていまして、作品は、はるか遠くにあるという状況でした。
私は、いつも展示を最低でも2周する習慣がありますので、さっさと観て回りました。
不思議なことに、展示が奥に進むと人が少なくなる印象でした。
今回はあまりに人が多かったので、展示を3周致しました。
3周目で気付いたことは、1周目の入り口展示作品で見かけた方が、ほぼ数メートルしか進んでいないことでした。
最初の作品なので、代表作にたどり着くまでにも相当時間がかかりそうです。
何しろ、私が展示を3周するのに、約1時間かかったからです。
熱心に観たい気持ちは分りますが、このペースでは、展示を全て観るのに丸1日は、かかりそうです。
美術館のスタッフも必死で、『戻って2周観ることが出来ます!』と叫んでいました。
ごもっともです。
私も、3周していますので…。
SNSの時代になり、美術館が以前では考えられない程に混み合う体験を繰り返しまして、私は決心しました。
アートスコープを購入することを!
すぐに、Amazonで注文致しました。
これで、展示作品を遠くからでも観れそうです。
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