The Stone Roses

22日は、Stone Rosesのライブを聴いて来ました。
会場は日本武道館です。

武道館

何度行っても、日本武道館は、和なデザインが優美な建築物だと思います。
海外のアーティストにも、好まれステイタスにもなっている理由も分かる気がします。
ここで、数々のロックのライブ盤の名盤が、ライブ・レコーディングされました。
まさに、日本のロックの殿堂です。

Stone Roses

日本武道館のアリーナに行って驚きました。
前から12列目だったからです。
開演前に上の写真を撮影しましたが、ステージとの距離感はこのような感じです。

開演時間の15分後、ドラムのレニ、ベースのマニ、ボーカルのイアン・ブラウン、ギターのジョン・スクワイアの順番で、Stone Rosesの4人が登場しました。
ジョン・スクワイアが髭面になっていたのには驚きましたが、イアン・ブラウンは猿顔で猫背の姿勢も含めて相変わらのボス猿のようなオーラを放っていました。

1曲目の"I Wanna Be Adored"の演奏が始まり、驚きました!
アリーナ12列目であったことが幸いし、レ二のドラムの生音が聴こえたのです!
PAから聴こえるドラムの音より一瞬だけ、早く生音が聴こえるのです。
しかも、レニのドラムの音は、相当でかいです。

そしてマニのベースも、重低音の爆音で、武道館の床を地震のように揺らしていました。
ドラムのレニと、ベースのマニは、本当に名プレイヤーで独自のグルーヴを生み出していると感じました。

ジョン・スクワイアのギターは、ジミー・ペイジ風です。
そして、イアン・ブラウンのボーカルは、まるでお経のような宗教的な響きがあり、独自のカリスマ性を発揮していました。
イアン・ブラウンのボーカルは、下手なのか上手いのか微妙な所がありますが、楽器として捉えると、これ以上の楽器はないかと思います。

個人的に感動した曲は、2曲目に演奏した"Elephant Stone"です。
この曲は、私が大好きな曲でレニのドラムの爆音が炸裂する曲なのですが、ライブでもドラムを炸裂させて、ライブで久々に涙が出そうになりました。

ライブ全体では、レ二のドラムと、マニのベースが素晴らしかったです。
特に、レニのドラムが突出していると思いました。
私が好きなドラマーであるザック・スターキーのドラムもライブで凄いと感じましたが、レ二のドラムも素晴らしいと思いました。

ラウドかつ、メロディアスな曲も重要で、特にファースト・アルバムの曲で、それが顕著でした。

Stone Rosesはライブで聴きますと、予想以上にグレイトなロック・バンドでした。