★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

Stooges

個人的思い込み

Raw Power











昨夜、街中を歩いていたら、The Stooges(ストゥージズ) のロゴが描かれたTシャツを着た人が居ました。
何か嬉しくなって、『ボクも毎日のようにストゥージズ、聴いているよ』と言いたくなりましたが、不審者と思われるので、ぐっと我慢しました。

それにしても、何で、The StoogesとTシャツに描いてあるだけでカッコいいのでしょうか?
そして、何でイギーの歌声に幻惑されるのでしょうか?
個人的思い込み、すみません。

私が好きなバンドは、UKはThe Who、USはThe Stoogesと、今なら自信を持って言えますよ。

Raw Power
Raw Power [CD]

Stoogesでテンション上がりっぱなし

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前日から一転、21日は、体調が絶好調です。
昨夜は早めに寝て、睡眠を充分取ったからだと思います。

この日は朝から Stooges(ストゥージズ)のファーストを聴いて、テンションが上がりっぱなしです。
イギー・ポップの噛み付くようなボーカルと、ロン・アシュトンのクレイジーなギターが絶妙です。

聴いているうちに、
“No fun my babe no fun …♪”
と思わず歌ってしまいます。

なぜだか分かりませんが、 Stoogesのような'60年代に録音されたロックは、どれも良い味わいがあります。
これが’50年代の録音機材だと、ちょっと技術的に貧弱な気がするし、'70年代だと、音質面で現代とほぼ同じに聴こえてしまい、つまらなくなってしまいます。
私が60年代ロックを愛する所は、独自の録音機材から生じる味わいもあるからではないかと思われます。

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残念だ

うっかりして、1ヶ月以上気付かなかったけど、1月6日、ストゥージズ(The Stooges)のギタリスト、ロン・アシュトン氏が亡くなったそうです。(享年60歳)
その事実を知った時は、結構ショックでした。
なぜなら、大学で勉強したクソ面白くない学問より、ストゥージズのアルバムの方が、よっぽど多くの事を学んだからです。
そう言えば、大学生時代に、私の車に友人を乗せたら、たまたまストゥージズがかかっていて、『何だこの気違い音楽は!こんなの俺にでもできる』と言っていたなぁ…。

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聴いたことのない方は、一度、ストゥージズのアルバムを聴いてみるべし!
奈落の底に突き落とされるような感覚が、快感です。
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この動画でボーカルのイギー・ポップの後ろで、悩ましげなギターを弾いているのが、ロン・アシュトン氏です。



御冥福を御祈り致します。




Low Power

Low Power

イギー強化週間に遂に、『淫力魔人のテーマ』が登場!
『淫力魔人のテーマ』はシングルカットされたタイトル曲“Low Power”の邦題ですが、こんな邦題を考えた日本人のセンスに思わず、ずっこけてしまいます。

しかし、昭和48年当時の日本は、パスタの事を『スパゲッティ』と呼び、『ナポリタン』などという日本独自の調理法で調理された物しかありませんでした。
ソーセージは赤い着色料が付いたものか、魚肉ソーセージで、チーズと言えば、プロセスチーズの事を差していました。
また、グレープフルーツが大変珍しい果物として重宝されていました。そんな時代である事を考えれば、納得出来なくもない気がします。

このアルバムは1曲目の“Search And Destroy”を抜きにしては語れないでしょう。この強力なイントロは、冗談かと思ってしまう程、野獣的です。
この曲と“Low Power”は“ズン・ズン・ズン”と怪獣の足音のような、典型的なストゥージズのリズムで構成されています。
これは、ドラムとベースのロンとスコットのアシュトン兄弟による独自のリズム感に由来すると思います。このアルバムは、それまでの前の2枚に比べて一段とグラムロックの色彩が強くなっています。

それは、1970年にストゥージズはレコード会社を解雇され、メンバーのドラッグ中毒もあり、一度解散しました。
しかし、デビッド・ボウイがストゥージズのファンであったため、自分のプロダクションにストゥージズを入れてレコーディングしたのが、このアルバムなのです。
そのため、アルバムのミキサーもボウイがやっています。
グラム色が強くなって当然ですが、イギーもジャケットを見るとメークをして、グラム・ロッカーを気取っています。

イギーのこの写真は映画、トレインスポッティングに登場した程有名なイギーの姿として、認識されています。
今年は再結成したストゥージズがフジ・ロックフェスティバルに出演予定であるので、多くの話題を振りまきそうです。

※この記事は投稿当時の原文を損なわない程度に、2017年1月3日に編集致しました。

ロー・パワー
イギー&ザ・ストゥージズ
ソニー・ミュージックレコーズ
1997-05-21

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『シャキーンとした猫』
2019年

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